最終更新:2026年8月 | 執筆:Find My Journey(ペルーの旅行会社)
ナスカの地上絵は、上空からしか全体を見ることができません。遊覧飛行にはナスカ発とピスコ発の2つの出発地があり、料金も飛行時間も大きく異なります。この記事では、ペルーで旅行会社を営む私たちが、2つの違い・リマからの行き方・料金・乗り物酔い対策、そして2026年8月現在の運航状況まで、実務の知識をまとめて公開します。
まず結論:3つのポイント
- 遊覧飛行はナスカ発とピスコ発の2種類。地上絵の上空にいる時間はどちらも約30分ですが、ピスコ発は往復の移動飛行が加わり飛行時間が計約1時間30分になります。料金もピスコ発の方が高くなります。
- ナスカへは飛行機の定期便がなく、陸路のみ。 リマから車で約6〜7時間です。長距離バス、ツアー参加、車両手配のいずれかになります。
- 乗り物酔いが心配な方は、ナスカ発を選んでください。 空の上にいる時間が短いほど、体への負担は小さくなります。
ナスカ発 vs ピスコ発:どちらを選ぶ?
| 項目 | ナスカ発 | ピスコ発 |
|---|---|---|
| 飛行時間 | 約30分 | 約1時間30分 |
| うち地上絵の上空 | 約30分 | 約30分(往復約1時間は移動飛行) |
| 料金 | 安い | 高い(ツアー総額で160ドル前後高くなる目安) |
| 向いている人 | 乗り物酔いが心配な方・費用を抑えたい方 | リマ側から日帰り時間を最短にしたい方 |
見てのとおり、「地上絵を見ている時間」はどちらも同じです。ピスコ発の追加料金は、地上絵までの「空の移動代」に払うことになります。小型機は揺れますから、酔いやすい方ほど、飛んでいる時間が短いナスカ発をおすすめします。
なお、2026年8月現在、ピスコ発の遊覧飛行は運航を見合わせています(後述の「運航状況」をご覧ください)。
そもそもナスカへはどう行く?
ナスカの町へ旅客機の定期便はありません。アクセスは陸路のみで、選択肢は3つです。
- リマ発着の日帰りツアーに参加する(この後ご紹介する形)
- 長距離バス(リマ〜ナスカ 約7時間)で行き、現地で遊覧飛行を手配する
- 車両を個人手配する
バス+現地手配は費用を抑えられますが、バスターミナルから飛行場への移動、スペイン語での交渉、帰りの深夜バスなど、旅慣れた方向けです。
FMJのリマ発着・日帰りツアー(乗合)
当社ではリマ発着の日帰りツアーを催行しています。他のお客様と乗り合いになる場合がある「混載ツアー」です。
当日の流れ
| 時刻(目安) | 内容 |
|---|---|
| 3:00 | リマ出発(夜明け前です。車内でお休みください) |
| 9:00頃 | ナスカ到着、遊覧飛行(約30分) |
| 飛行後 | レストランで昼食(各自負担)、ご希望の方はワカチナのオアシス立ち寄り |
| 19:00〜21:00頃 | リマ着 |
往復で18時間前後の長い1日です。 正直に書きますが、体力的に楽なツアーではありません。ただし移動は専用車で、リマ〜ナスカ間は高速道路のように整備された幹線道路(パンアメリカン・ハイウェイ)を走るため、車内でしっかりお休みいただけます。リマ泊のまま荷物を動かさずに地上絵を見られる、最も効率の良い方法です。
体力に不安のある方には、バジェスタス島(「リトルガラパゴス」と呼ばれる野生動物の島)とワカチナのオアシスを巡り、ナスカに1泊してから遊覧飛行に乗る「1泊2日プラン」もご用意しています。移動が分散されるうえ見どころも増える行程です(詳細は近日中に別記事でご紹介します。お急ぎの方はお問い合わせください)。
料金(2026年)
| 人数 | お一人様料金 |
|---|---|
| 2名様以上(または他のお客様との乗合) | 590米ドル |
| お1人で他に参加者がいない場合 | 950米ドル |
- 含まれるもの:リマ市内からの往復車両(VanまたはSUV)、遊覧飛行代、ワカチナ立ち寄り(希望者のみ)
- 含まれないもの:空港使用税30ソル+入場料47ソル(計77ソル≒約23ドル、現地でのお支払い)、昼食代、ワカチナでのサンドバギー等のアクティビティ、ドライバーへのチップ
- ご注意:空港使用税30ソルは現金払いのみです(入場料47ソルはクレジットカードも利用可)。当日は必ずソルもしくは10USDの現金をご用意ください
- ドライバーは空き状況により日本語ドライバーまたはスペイン語ドライバーとなります(ガイドは付きません)。日本語ドライバーをご希望の場合はお早めにご相談ください
- リマ空港発着をご希望の場合は追加料金にて承ります
- お支払いはクレジットカードもご利用いただけます(手数料の上乗せはありません)
遊覧飛行の実際:知っておくべきこと

飛行機と飛び方
使用されるのは定員8名程度の小型セスナ機です。パイロットは地上絵の上で機体を左右に傾け、左右どちらの窓側の席からも地上絵が見えるように旋回してくれます。裏を返せば、横方向の揺れがかなりあるということです。
乗り物酔い対策(実務からのアドバイス)
- 朝食を完全に抜くのは逆効果です。 空腹はかえって酔いやすくなります。フルーツなど軽いものを少し食べておくのがおすすめです
- 酔い止め薬は、ペルー到着後に薬局で購入しておくと安心です
- 実際のところ、まったく酔わない方も多くいます。過度に恐れる必要はありませんが、備えはしておきましょう
展望塔(ミラドール)という選択肢
パンアメリカン道路沿いの展望塔から地上絵を見る方法もあります。ただし見えるのは「木」「手」などごく一部の絵だけで、有名なハチドリやコンドルは見えません。「飛行機には乗りたくないが、雰囲気だけでも」という方向けの選択肢です。
運航状況のお知らせ(2026年8月18日時点)
- ピスコ発の遊覧飛行は、現在運航を見合わせています(2026年8月1日に墜落事故を受けたもので、再開時期は未定です)
- ナスカ発の遊覧飛行は運航しています。 各運航会社には政府による機材の点検・監査が行われています
- 当社では、整備状況が確認できている運航会社のみを利用してお手配しています
- 遊覧飛行は小型機によるアクティビティです。ご不安のある方には、展望塔から見る選択肢も含めて正直にご相談に乗ります
最新の運航状況はお問い合わせください。
よくある質問
Q. 予約は何日前までに必要ですか? A. 比較的直前でもお手配できることが多いです。ただし直前の場合、日本語ドライバーの確保が難しく、スペイン語ドライバーとなる可能性が高くなります。日本語対応をご希望の場合はお早めにご連絡ください。
Q. リマから日帰りは本当に可能ですか? A. 可能です。ただし朝3時発・夜19〜21時着の長い1日です。体力に不安のある方には、バジェスタス島・ワカチナを巡ってナスカに1泊する「1泊2日プラン」をおすすめしています。
Q. 子供も乗れますか? A. 目安として5歳以上のお子様から搭乗いただけます。条件は運航会社・時期により異なる場合がありますので、お問い合わせ時に最新の条件をご確認ください。
Q. 天候で飛ばないことはありますか? A. あります。霧や強風の場合、飛行が遅延・中止されることがあります。その場合は遊覧飛行の費用分をご返金致します。
お問い合わせ
日程のご相談、他の観光(マチュピチュ・クスコ等)との組み合わせもお気軽にどうぞ。
- メール:info@f-mj.com
- WhatsApp:+51 927 964 595
本記事の価格・運航状況は2026年8月時点の情報です。運航状況・料金・入場料は予告なく変更される場合があります。最新の状況はお問い合わせください。
Find My Journey(運営:WARAKU SERVICE S.R.L.)は、2021年設立、クスコにオフィスを構え、リマにも日本人代表が常駐する旅行手配会社です。代表の上野は2015年からペルー現地で旅行業に従事しています。




